科目別・中学受験対策【理科】

物理

物理の分野では力学、音、光、熱、そして電気に関する問題が出ます。苦手意識を持ってしまいがちな分野ですが、それぞれの項目で基本を理解して覚え、その上で計算をさせる問題が多く出ますので時間をかけて対策を行うことが大切です。用語を暗記した上でそれを問題にどのように当てはめればいいのか思考能力が問われます。

力学ではふりこや斜面を使った「物の運動」の問題がよく出されます。慣れていないと解き方がわからないので苦手になりがちですが、焦らずに段階を追って勉強していきましょう。てこ、ばね、車輪、振り子の問題が出されます。基本の問題の条件を変えただけの問題もありますが、基本的な知識を十分発揮し、問題の条件に当てはめて正解へと導くことが大切です。そのためにも基本的な力学問題を解いて力学の仕組みを頭に入れ込みましょう。塾ではあまり時間を割かれない力学問題ですが家庭でしっかり反復練習してください。

次に電気に関する問題です。電気についてはとても出題頻度が高いです。どこでも必ず出る問題としてしっかり点数が取れるようにすることが大切です。これも基本的なことを理解することが必須なので自分のつまづきやすいところを目を背けずに完璧にするつもりで学習しましょう。主に乾電池と豆電球を使った実験における問題が出されますが、この場合は電気がつく場合のつなぎ方とつかない場合のつなぎ方を把握し、直列と並列といった電流の基本知識をしっかり覚えましょう。直列、並列の違いによって電流の量=明るさがどのように変化するのか、その仕組を理解しておけば様々なパターンの問題でも解くことが可能です。

化学

化学の分野には水溶液、気体、燃焼の問題が中心です。しかし、リトマス試験紙における酸性・中性・アルカリ性の見分け方などの知識がないと応用も解けません。まず知識を定着させることが大切です。図や一覧表を作って机の前に貼るのも効果的です。科学分野の問題では計算問題も多く出題されます。たとえば水を蒸発させた時の水の量の変化などは公式を用いることができますが、単に公式を暗記するだけだとどの場面でその公式を当てはめるのかが難しいです。覚えるだけでなく、なぜそのような公式になるのか、その過程も理解しておきましょう。

化学の文章問題では実験における結果を読ませて計算させて答えを出す、というのがあります。特に燃焼問題にその傾向が強いので実験をシてみるのが一番良いのですが学校ではシンプルな実験しかしてくれないのでインターネットの動画サイトで実際の実験の様子を見てみるといいでしょう。今後の中学受験における理科の学習方法としては、教科書で学習したことを身近な現象と照らし合わせて考える習慣をつけることが必要です。実験から出たデータを読み取る思考力が試されることになるでしょう。

生物

生物テーマの中では植物と動物に別れます。植物では種子から始まり、発芽と成長する過程や条件、植物の分類などをまずは知識として暗記してしまいましょう。基本的な植物の成長の仕組みを理解することが大切です。基本的な植物は図鑑の絵や写真を見て視覚として記憶するのもひとつの方法です。これらをふまえていれば発芽や光合成に関するグラフの問題が出ても慌てることはありません。動物では水中の生物、昆虫や鳥のほか、魚類、鳥類、両生類、 爬虫類、哺乳類のセキツイ動物における問題も頻出します。これも暗記が必要ですが、図鑑を使って形や色などの特徴を覚えるといいでしょう。

人体の問題では専門用語もたくさんあり暗記するのが大変で苦手意識を持ってしまうことがあるようです。単に人体図を見て部位の名称を覚えるというよりは自分の体をサンプルにして名前や位置を確認すると覚えやすくなります。昆虫やメダカ、人体を使ったデータ問題の読み解きやいろいろな動物の骨の作りから回答を考える出題もありますので日頃から問題を解いて慣れておくといいでしょう。

地学

地層の読み取りに関する問題は、毎年必ずと行っていいほど出されます。地層の種類や化石と地層の関係を結びつけ、当時はどのような環境だったのかなど、地層と化石を関連付けて覚えておくことが重要です。バラバラに記憶しても繋げることができなければ問題は解けません。提示された断層および地層が波曲しているしゅう曲がなぜできたのか、その理由を問われることが多いです。単語を覚えただけでなくその断層ができた理由とその背景を理解し、起きたことがわかるようにしておきましょう。必ず覚えておきたい用語としては地層が堆積した時代を推定するのに役立つ化石を表す「示準化石」と地層が堆積した環境を推定するのに役立つ「示相化石」の2つです。これに伴いそれぞれの条件も合わせて覚えるようにしましょう。

天体も覚える方法としては地層と同じです。天体では太陽・地球・月・星の動きの総合的かつ統一的な把握が求められています。主な星座の名前を覚えるのはもちろんのことですがその星座の季節と同じ季節に見える星座に一緒に覚えてください。また時間帯や方角、季節によって見える星座が変わってくる理由も把握しておくといいでしょう。天体問題では知識だけでなく星や月の見える角度を計算で求める問題がよく出ますので計算問題にも注意しておく必要があります。その他星座早見盤を提示されて解く問題も頻出しますので見方に慣れておくことが大切です。地学にしても天体にしても、最近は時事問題を題材に問題が出ることがよくあります。地震の多い日本では火山や岩石との関係を設問にするのがよく見られますので新聞やニュースを見ることも学習の1つとして取り組みましょう。実際に見聞きすることはおもいのほか有効になるので科学博物館で展示を見ることも基本が身につきやすくなるひとつの方法です。以前に比べると増加傾向にあるのが気象問題です。

天気図・湿度・前線等の問題が増えています。雲の出来方や雨の振り方、前線や風向きに関する問題などが出されるようです。

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